娘がアルコバレーノに通い始めたきっかけは、自宅から近かったからという、今思うと恥ずかしい限りの理由からです。
3年生の冬に、突然ピアノを習いたいと言ってゼロからスタートしたため、結紀先生にとって難しい生徒だったのではないかと思います。
アルコバレーノは、お子さんたちもお母さん方もとても熱心な方が多く、始めた頃は、何だか肩身が狭いなぁ‥続けられるかなぁ‥と感じていました。
それでも結紀先生はいつも優しく、楽しく、根気強く指導してくださいました。
ピアノを弾くよろこびを娘に伝えてくれました。
娘がレッスンから帰ってきた時に、
「レッスンで言われたこと、私はなかなかすぐにはできんのんよ。でも結紀先生はどうやったら伝わるかいっぱい考えてくれて、言い方をどんどん変えてくれるの。私ができるまで、待ってくれるんよ。だからね、頑張ろうって思う」
と話したことがあり、この教室に通うことができて、本当に良かったなぁと思いました。
ピアノを練習する上で、もちろんつらいことも苦しいこともいっぱいあります。
それでもレッスンに行くと、目標を見つけ前向きになって帰ってきてくれました。
娘の可能性を信じ、良さをいっぱい認めてくれて、とても感謝しています。
重野先生にも友歌先生にも、肝試しやソルフェージュ、新曲チャレンジなどなどお世話になりっぱなしです。先生方が企画してくださることはどれも、娘にとって大好きなイベントです!
学校の勉強そっちのけで(本当はそれじゃダメなんですが…)、
「お母さんこれどう思う?」「この曲の良いところはね〜♪」「和音がさっぱりなんだけど‥」などなどいっぱい話してくれます。
聞いているだけで何だかワクワクします。
ピアノもさることながら、私が驚くのは、先生方が子供の発する言葉を待つ姿勢だと思います。
正解でなくても、つたない表現であっても、子ども自身が考えて言葉を発するまで待つ姿に、毎回驚いています。
重野先生の、「○○ちゃん(娘の名前)、ピアノだけじゃないんよ」は、我が家の家訓です。
自分の頭で考え、行動にうつすこと、相手に伝えること。
全然できていなかったなぁ‥と反省です。
ピアノを通して、色々な経験をさせてもらえて本当にありがたいです。
中学生になっても、こんなにピアノがいっぱいの毎日でとても嬉しいです。
1日でも長く、一緒に続けていけたらなと思います。